年いちの酒

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亀の尾   生貯蔵大吟醸         新潟  久須美酒造


山田錦 100%
アルコール度 16~17%
日本酒度 +4
酸度 1.2
精米歩合 40%


1年のうち2・3月だけ世に出る1年貯蔵酒。とても手に入りにくい。しかしてどうしても飲みたくなるのだが、今年は幸運にも手元にある。以前にも書いた新潟は旧三島郡和島村(現長岡市和島)にある小さな蔵で作られる大吟醸だ。この酒の仕込み樽は一つなのだそうだ。


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蔵の前は「亀の尾」栽培のだんぼ



漫画では「佐伯酒造」という名で幻の酒米「龍錦」を蘇らせ、奇跡の大吟醸を執念で誕生させる、というストーリーだった。蔵にはTV化で使ったのか、佐伯酒造と書かれた軽トラックが洒落で残っていたなあ。

1970年代には栽培されなくなった米「亀の尾」。この米は明治に山形で誕生する。それはやがてササニシキやコシヒカリへと遺伝子を継いでいくことになるのだが、そのおおもとの亀の尾自体は栽培の難しさから敬遠され姿を消していた。その酒米の発見とそれにまつわる人間模様を描いた作品。そのモデルとなった蔵が久須美酒造だ。

今回手に入った「亀の尾」はこの酒米亀の尾で作られてはいない。ちょっと紛らわしいのだが・・・・・・
生貯蔵大吟醸 亀の尾 は毎年行われている日本酒の監評会のために造られた酒だ。いわば蔵の実力を代表する新作として発表されて今に至るとういう意味合いがある。ちなみに酒米亀の尾100%で作られる吟醸酒は「亀の翁」で読み方は同じ、かめのお。これまた最も手に入りにくい酒の一つ。この酒については手に入ったときにでも紹介したい。

大吟醸である亀の尾。その上立ち香は華やかではあるが爽やかさも持ち合わせている。口に含むと香りが引き継ぐような華やかさが幅のある旨みに変わっていく。飲み進むと徐々にそれは落ち着いて、辛口なのに甘みを感じるようになる。やはりこの蔵の実力は確かなものだ。

この大吟醸は実は燗にも向く。いわゆる人肌というやつで口に含むと柔らかさと甘さが増す。かといってだれるようなものではなく、あくまで爽やかで酒の骨が崩れることはない。 旨かった。

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日本酒

大吟醸の燗。。。これって燗にも合うヤツはスゴク美味しいですよね。
山形のお酒で燗にも合う大吟醸が好きでたま~に飲みます。
まったく日本酒には詳しくないのですが(笑)
今度は日本酒でも飲みながら釣りの話ししたいですね。解禁までもう少しの辛抱ですね!

cobaさん

山形の燗用大吟醸。獺祭 ですかね?他にも福井 黒龍の九頭龍なんかも燗のための大吟醸とうたてます。
池田満寿夫は久保田の大吟醸を熱燗して飲むのが好きだったらしいです。ずいぶんむちゃしているように見えますが、好き嫌いですからね。燗といえば、福島の大七がすごく旨いです。河豚のヒレ入れたくなります。もちろんイワナの骨酒にも最高ですよ!
日曜日川の偵察に行ってきます。
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FF歴35年を超えました。まだまだ修行中の身なれど
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