2011・総括 Ⅳ

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大渇水


7月の末から秋田県南にはたいした雨が降らなかった。東京で毎日水位計や降水量、予報をチェックしていた。由利本庄あたりからやってくる雨雲はなぜか北へそれて行ったし、月山一帯に雨を降らせた雲も宮城県側に回り込んでしまう。

水位はみるみる減っていって水が無くなるのではかいか、という勢いだった。そんな状況で気が付けば東北道を秋田に向かって走っていた。地元の釣り友も「今の状況でよく来ましたね」、と半ばあきれ顔だったが、今行けばまだ釣りになるという焦りがあった。


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みなこのサイズ


そんな渇水でも魚はライズを繰り返していた。渇水時の魚はなかなか定位しない。餌を運んでくる流れの筋か弱いのだ。
だから魚は自分から餌を探して回る。こうなるとフライを投じるタイミング、場所の判断が難しい。シャローな場所ではティペットの着水だけで逃げてしまう。

そんな中でも水位はさらに下がっていった。そういうわけで8月の釣りはこの1回のみ。


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本流のヤマメ

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このサイズでも引きは本流のもの


9月に入ると流石に朝夕と気温が下がり、水位も多少の雨で若干ではあったが戻りつつあった。当然この状況の変化はヤマメのスイッチを入れる。たった300mほどの区間で6匹釣れた。大型が出てこないのはこちらの未熟さ故。



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稲刈りと吾亦紅


そうこうする内には秋田の渓が閉まり、近場でもいよいよ最終回。さよならホームランを狙うわけでもなく、この時期のこの感じを味わうため軽井沢に行ってみた。

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新しいネット


古民家に使われていた竹。永い間煙に燻されたことによる色合いと、その民家を支えた黒柿の梁。すっかりこの組み合わせが気にいってしまって、制作をお願いしていたのだった。

そのネットにふさわしい魚がなかなか釣れない・・・・・美しい魚と巧みなネット。この相乗効果はいつ見られるのか・・・・・・


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錦秋のシャロム


渓が閉まってからもこの流れには立てる。ただ釣りをするのではなく、静かに秋色の森を歩いて産卵の終わったヤマメ達を眺めるのも楽のしいものだ。

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ヤマメも秋色


3月の鬼怒川に始まり、秋田、軽井沢を柱に30日ほど釣り歩いた。尺ヤマメ4匹、尺イワナ1匹。全体としては私には上出来なシーズンであったわけだが、ひとつひとつの局面を思いかえしてみると・・・・・・なかなかに厳しい。

あの震災、原発事故以降この遊び周辺も実は大きな影響を受けていて、この先どうなっていくのか・・・・特に福島の山や渓を想うと複雑な気持ちになる。

ヤマメの上に雪降り積もり      イワナの上に雪降り積む
降り積むのは雪でなくてはならず、美しい山河を残していくにはどうしたらいいのか・・・・・・考えずにはいられない。

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東京都練馬区在住
FF歴35年を超えました。まだまだ修行中の身なれど
少しでも役に立つ記事が書ければ幸いです。

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